QuickFieldは、最も有効で最もユーザー・フレンドリーなFEAコードを採用しています。そのFEAに基づいて、種々の問題に適用し、計画的に実行するための柔軟な開発プラットフォームになります。いかなるユーザーもQuickFieldのGUIコントロールを使用せずに、ユーザー独自の小さなアプリケーションを開発することにより、QuickFieldのコアとインターフェイスを行うことができます。これらのアプリケーションは、ビジュアル・ベーシック、C++、Delphi、その他の最新のプログラム言語で書くことができます。この自動化技術はOLEオートメーションとして知られる技術であり、開発プラットフォームとすることを可能にするために、QuickFieldバージョン4.3から提供されました。この技術は、他のウインドウズ・アプリケーションや開発環境からQuickFieldの内部オブジェクトおよび関数へのアクセスを可能にします。
自動化の利点
QuickFieldのユーザは、次の効果が得られます。
- 反復タスクの自動化
例:モデル・パラメータのインクリメント値を備えた計算の実行
- 各モデル・クラスごとに幾何学パラメータ定義の自動化
例:標準の幾何学データ(スロット、コイル、芯)を使用し電動機の幾何学パラメータを自動的に定義し、QuickField幾何学モデルを生成します。
- 計算結果の自動算出
例:自動計算はインダクタンスおよび電動機のパワー損失を得るようにプログラムすることができます。その他の例としては、マルチPCB層コンダクタのキャパシタンス・マトリックス計算などです。
- 複数のタスクの一部としてQuickFieldフィールド・シミュレーションを使用する。例:コイルのインダクタンスを得るための最適化アルゴリズムの反復計算によるQuickFieldシミュレーションに基づく電気回路パラメータの最適化。
- 問題解決のために、MS Office、MatLab、AutoCADおよび共通の開発環境において、その他の特定のツールと一緒にQuickFieldを使用します。
自動化の使用方法
QuickFieldはオブジェクト指向のAPI(Application
Programming
Interface)を提供します。ユーザ・インターフェースの実体としてのオブジェクトは、ドキュメント、ウィンドウ、幾何学形状、データ・ラベル、XYプロットなどです。QuickFieldAPIオブジェクトの完全な記述や使用方法、特徴などについて、アクティブ・サイト(http://active.quickfield.com/)からダウンロードすることができます。Windows9x/NT/2000プラットフォーム上にアプリケーション開発用の多くのツールがあります。Delphi、Visual C++、Javaあるいはビジュアル・ベーシックを使用することにより、それらのすべて自動化を支援します。特定のプログラミング・ツールに関するドキュメントにおいて、自動化プログラミング技術に関する詳細を見つけることができるかもしれません。