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STAR FAQ's

時間領域解析

時間領域解析は、”構造物は、どのように運動するか”の問に応えるものです。時間領域解析は、時間領域や非線形あるいは衝撃応答などの解析に利用します

時間領域法解析は時間領域の計測データを取り扱う処理です。計測データから必要な情報と構造物の応答を得るため解析方法です。


1.時間領域解析の分類

時間領域解析(TDA:Time Domain Analysis)解析は、最も簡単に理解できるものです。時間領域解析を使用すると、構造物の動きが時時刻歴計測データによって記録され、コンピュータのスクリーン上に再現されます。再現された動きは容易にコントロールすることができ、動的問題を診断するために必要な情報を提供してくれます。

時間領域解析は、非定常、非線形、または周波数異事象(frequency-variant events)に適しています。これらの現象の多くは、周波数領域での手法を使って解析することが困難です。時間領域解析が使われる例としては、機械 の立ち上げ/下げ、衝撃現象、あるいは質量、剛性、減衰が計測中に変化するような現象などが含まれます。時間領域解析は、これらの状態において最もよく使われますが、定常、線形の解析に対しても、同じように有効です。


2.計測データ

時間領域解析は、構造物からデータを集録することから始まります。トランスデューサーは、構造物の危険な箇所に取り付けられます。計測データは同時に集録され、ディスクかテープに保存されます。通常、計測データの単位は、変位、速度、または加速度です。

次に、計測データは、STARSystem データベース・フォーマットに変換されます。STARSystem の中で計測データを処理すると、デジタルの時間領域周波数フィルターが適用できるようになります。周波数フィルターは、系の動的挙動の原因となる絶縁問題(isolating problem)においては欠くことができません。また処理することによって、加速度または速度の計測データを変位の単位に統一することがもできます。

STTDA01B.GIF - 16,021BYTES


3.アニメーション観察

いったんデータを処理すると、構造物の動きをアニメーション化することができます。アニメーションは、ビデオを見るのとよく似ていて、始動、停止、速度をリアルタイムにコントロールすることができます。しかし、アニメーションは、フレーム速度、視点の向き、遠近表示、増幅、拡大縮小などのコントロールによって、非常に大きなパワーを発揮します。これらのコントロールはすべて、構造物のアニメーションの実行中に調節できます。

STTDA02B.GIF - 26,500BYTES

 

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