QuickField 5.8
新着情報
1. 磁性ステータスのインポート
磁気システムの設計エンジニアは、自己および相互インダクタンスを計算する必要があります。例えば、コイルに関する非線形問題では、メディアの磁気パラメータがすべてのフィールドソースに依存するため、複雑な問題が生じます。特に、自己/相互インダクタンスの計算は、電流誘導磁界に基づく設定によって決定されます。また、フィールドソースが作用する場合は、その電流分布のステータスにも影響されます。このように非線形メディアのインダクタンスを計算するには、より正確な損失透磁率の分布を推定しなければなりません。QuickField
5.8では、この複雑な問題を解決するための機能を提供します。従来のプログラム・インターフェイスを使用し、DC磁場問題において正確な透磁率の分布をインポートし、自己インダクタンスを計算することができます。
2. LabelMoverによる連続計算
LabelMoverは、連続計算、自動解析、最適化などの機能を支援し、多様なパラメータを分析するためのQuickFieldユーティリィティです。特に、自動的にQuickField問題グループを生成し、解析することが可能なため、より効率的な解析に利用することができます。QuickField
5.8のLabelMoverは、コンピュータのプロセッサを最大限に使用し、連続的にそれらのQuickField問題を実行することができます。自動的に生成されたQuickField問題は、連続処理のためのグループを統合します。連続可能なグループ数はプロセッサ能力に従って、デフォルト値が定義され、また、ユーザーによって、任意のに設定することもできます。
QuickFieldソルバーおよびメッシュ生成のパフォーマンス、高速性は、今日の驚異的なコンピューター・システムの性能を利用することにより、非常に大規模な解析問題にも威力を発揮します。
3. インターフェイスの改良
QuickFieldは、直感的に使用可能なツールとして高く評価されています。QuickField
5.8は、さらに、シンプルなユーザー・インターフェイスを実現するための多くの改良が加えられました。例えば、形状モデル・プロパティのための新しいウィンドウでは、幾何学オブジェクトに関する詳細なコントロールを可能とし、多様な物理データやメッシュ生成パラメータの割り当てを単純化します。
4. 新しいセットアップ・システム
QuickField
5.8インストール手続きは、最新OS(Windows7など)での操作環境との互換性を提供し、システム・ユーザーやIT管理者において適切にインストール・オプションを選択することが可能な新しいセットアップ・システムによってコントロールされます。 |