QuickField 5.5
新着情報
1. LabelMoverによる最適化解析
LabelMoverは、ActiveField技術に基づいて、Serial(シリアル)、Tolerance(許容範囲)、Optimization
(最適化)の3つの解析モードで動作します。その機能により、既に定義されたQuickFieldモデルに関する解析パラメータのシミュレーションが可能です。
解析モデルに関する幾何学特性あるいは物理特性の連続的変数値によるSerial解析は、QuickField問題ファイルを連続的に生成し、それらを解析し、解析結果としてテーブルやグラフを出力します。
Tolerance解析は、QuickFieldモデルに基づく幾何学形状の上確定性や材料特性に関するパラメータ変数をシミュレートすることができます。
これらの2つのタイプのパラメータのシミュレートは、QuickFieldバージョン5.5のOptimization解析によって拡張され、QuickFieldポストプロセッサにおいて、「最大値《、「最小値《、「近似値《などを指定することができます。
QuickFieldモデルを生成し、LabelMover
Optimizationが選択されると、このツールは指定の期待値に達するために多数のモデル・パラメータを推定します。これらの過程には、次の方法が採用されます。
- 内蔵のOptimizationアルゴリズム(一次元の最適化「Brent法《、あるいは多次元の最適化「Nelder-Mead法(アメーバ法)《に基づく)が使用されます。これらの方法は信頼が高く、高速で正確な結果を導きます。
- さらに、自分のアルゴリズムを開発し、LabelMoverと他のプログラム間の相互作用の構築により、フィールド・モデルにそれらを適用することが可能です。
他のアプリケーションからLabelMoverを呼ぶには、COMオートメーション・インターフェイスあるいは単純なコマンドライン・インターフェイスを介して行われます。それらのアプローチによって、最適化アルゴリズムの「ブラック・ボックス《を設計し、フィールド・モデルあるいは産業用制御プロセスの一部として使用する機能を提供します。
2. グラフィックス・ビットマップのエクスポート
QuickFieldの旧バージョンはベクトル・イメージをエクスポート(ファイルまたはWindowsクリップボードへ)することができました。それはEMFあるいはWMFフォーマットのいずれかでした。
新たにリリースされたQuickField5.5では、BMP、GIF、PNG、JPEGおよびTIFFを含む広範囲のピクチャー・フォーマットをサポートします。以下の利用が可能です。
- キャンバス・サイズ、カラー分解能のコントロールによるラスター・ピクチャーのエクスポート
- クリップボードへのエクスポート
- ActiveField技術インターフェイスに基づく、イメージ・コントロール
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