QuickField 5.1
のリリース情報
QuickField
FEA解析システムは、電磁場解析はもとより、熱伝導および応力の問題のためにも広く利用されています。以下は、QuickField5.1の最新機能の主な特徴を紹介いたします。特に、QuickField
5.0において搭載された多くの新機能がより充実したことをお知らせいたします。そして、さらに、その新しい機能は多くのユーザーにおいて、高く評価されています。
QuickField 5.1
リリース情報
オンラインガイド
ActiveField 5.1
リリース情報
PDFガイド(ファイル・サイズ 0.1 MB)
拡張された解析機能
自動時間ステップ・コントロール(Automatic time
step control)
非定常解析問題において、時間積分ステップを自動調節することができます。
Time
Step(時間ステップ)のデフォルト値は、有限要素メッシュ精度およびその最小空間のステップに応じて評価されます。また、そのパラメータは適切なアルゴリズムによって調節されます。
Time Step
の調節手続きは、3〜4の範囲のステップ値において、その?失を軽減するために有効です。これは、短時間のプロセスの変化に伴う「?失《を減らし、非定常問題を迅速に解析します。
時間依存のディリクレ境界条件
時間依存の境界条件リストは、非定常問題の数式を拡張します。
QuickField
5.0より、ノイマン境界条件およびフィールド・ソースに加えて、時間依存のディリクレ条件を定式として定義することができます。
座標に依存する境界条件およびフィールド・ソース
さらに、QuickField
5.1では、座標に依存する境界条件およびフィールド・ソースを記述することが可能です。
以前の非定常問題において、その初期フィールドはブロックごとに一定でなければなりませんでした。しかし、QuickField
5.1では、そのような一定の磁場領域のみならず、ディリクレ境界条件の適切な定式による初期フィールド分布を定義することが可能です。また、ノイマン境界条件、伝達係数および放射伝達係数も座標依存によって定義することが可能です。
境界条件の対称性
Even Periodic(対称) / Odd
Periodic(反対称)フラグは、モデルのエッジ上に対称的な境界条件を定義することを可能にします。それぞれのエッジに同一の有限要素特性の定義を省略することができます。
これらの境界条件を使用することにより、解析エリアのサイズを縮小することが可能です。例えば、電気/機械の設計において、完全な断面を定義する代わりに、1つの磁極ピッチの定義によって対処することが可能です。
COMアドイン
新しいツール・メニューでは、DLL形式のCOMオブジェクトとして作成された追加モジュールを使用することができます。
形状モデルとして、単純な長方形、円、楕円を定義するための機能が追加されます。
すべてのユーザーは、COM技術のサポートによって、Visual
Basic、Visual
C++、デルフォイあるいは他のプログラミング・システムを使用し、ActiveField技術に基づいた自作ツールをアドインすることができます。
メッシュ削除の高速化
メッシュ削除は、前QuickFieldバージョンよりも迅速に働きます。例えば、100万ノードの有限要素メッシュは、以前よりおよそ50?速く削除されます。
新しいコピー・プロテクト・システム
コピー・プロテクト・システムとして、LPTあるいはUSBのユーザー選択をサポートします。これらのキーにより、最新のラップトップPCなどにも対応することができます。
さらに、新たなシングル・ユーザーライセンスは、フローティング・ライセンスになり得ます。これは、ローカル・ネットワーク上のコンピューター上では、QuickFieldセッションを運営することが可能であることを意味し、1つのキーにおいて、同時にQuickFieldの実行を可能にします。
最新のActiveField(アクティブ・フィールド)API
ActiveField ライブラリの新バージョンは、Borland Delphi
と互換性をもちます。さらに、このバージョンは、定義されたデータにアクセスすることを可能にする新しいプロパティと方法を含んでいます。