この新しいユーティリティは、QuickFieldの標準ツールとして搭載され、
システムディレクトリにインストールされます。例えば、次のようにWindowsのStartメニューから実行することができます。
QuickFieldデータ・コンバータは、QuickFieldデータ・ファイルとMS Excelワークブック間のデータ変換を行うために設計されたユーティリティです。
データ・コンバータをサイレント・モード以外でデータ・コンバータを起動すると、対話モードにおけるデータ・コンバータの設定の変更を可能にするメイン・ダイアログがオープンします。
Help | スクリーン上でヘルプ・ページを見るためにクリックします。 |
Change files | ファイル・ダイアログをオープンするためにクリックします。 |
Change name links | Name Associationsダイアログをオープンするためにクリックします。 |
Convert | データ変換プロセスをスタートするためにクリックします。Select materials to convertにおいてマークを付けた材料に対応するデータだけがデータ・コンバータ・プロセスの実行対象となります。実行に伴うデータ変換エラーは「データ変換エラー」に記述されます。 |
Cancel | メイン・ダイアログをクローズしかつプログラムをストップするためにクリックしてください。 |
Select materials to convert | このリストは、指定のデータ・コンバータ設定に従った材料を示します。デフォルトでは、それらのすべてにマークが付きます。変換プロセスをスタートする前に、変換する必要のあるデータの材料を選択するか、マークを取り除いてください。 |
Sellect All | リスト中の材料のすべてにマークを付けるためにクリックします。 |
Clear All | リスト中の材料のすべてマークを取り除くためにクリックします。 |
Convert data parameters | このグループの項目は、データ・コンバータ処理モードを定義します。 |
このダイアログは、QuickFieldデータ・コンバータによって使用するファイルを指定します。
QuickFieldデータ・ファイル(ファイル拡張子 DES、DMS、DHT、DCF、DSA、DHE)のいずれかがデータ・コンバータのソース・ファイルとして指定されると、出力ファイルはMS Excelワークブック(ファイル拡張子XLS)になります。一方、指定されたソース・ファイルがMS Excelワークブックの場合、出力ファイルはQuickFieldデータ・ファイルのいずれかの1つになります。
変換するデータをデータ・コンバータに指定することができます。特に、指定したブロック、エッジ、頂点に関係するデータを変換することができます。
All | すべての材料がそれらの存在にかかわらず出力ファイルに変換プロセスの対象となることを明示します。 |
Present | データ・コンバータは、新しい材料に関係するデータを無視、出力ファイルの既存の材料データだけを処理することを明示します。 |
New | データ・コンバータは、出力ファイルの既存の材料を無視し、新しい材料に関係するデータだけを処理することを明示します。 |
"Defined" labels only | データ・コンバータは、正しく定義されたQuickFieldのラベルに関係するデータだけを処理することを明示します。QuickFieldは、KxxとKyyのプロパティが有効値を持っているときに定義されたブロック・ラベルを数えます。また、QuickFieldはこのラベルに割り当てられた境界条件が存在するとき、定義されたエッジまたは頂点のラベルを数えます。 |
Blocks | ブロック・ラベルに関係するデータが変換されることを明示します。 |
Edges | エッジ・ラベルに関係するデータが変換されることを明示します。 |
Vertices | 頂点ラベルに関係するデータが変換されることを明示します。 |
Case sensitive | 材料名が微妙な場合であることを明示します。 |
Convertボタンをクリックするとデータ変換プロセスをスタートし、コンバート処理の過程を示すプログレス(進捗)バーが現れます。
データ・コンバータによってMS
Excelワークブックにエクスポートされるフォーマットを確認することができます。
ロウ・ラベル(セルA1、A2など)には、QuickFieldラベル(Steel、Air、Coil、ユーザー定義材料名など)の名前やデータを含みます。また、カラム・ラベル(セルB1、C1など)には、プロパティ名(透磁率、座標、抵抗、荷重など)やそのデータを含みます。
ワークブックには、Block、Edge、Verticesとラベルを付けられた3つワークシートを含みます。これらのシートはブロック、エッジ、頂点と関係するデータを格納します。データの一部にスプラインが定義されている場合、ワークブックにはスプラインとラベルを付けられたワークシートを含みます。
QuickFieldの標準名による物理特性を参照するには、対応する特性値を示す対話フィールドのラベルとして、それらの名前を使用します。データ・コンバータはこれらの標準名を常に使用することができますが、さらに、ユーザーがそれらをデータ・コンバータに前もって。新たな代替名を指定することができます。