THeat3
:金属棒の非定常温度分布
長方形断面を持つ長い金属棒の初期温度をT
0とし、それを温度Tiの流体中に入れて急冷します。この材料はXとYの成分において異なる特性を持つ直交性伝達特性を持っています。また、その材料と空気間の表面対流係数は、αです。
問題タイプ
対流を伴う非定常熱伝導平面問題
幾何学形状
条件
a = 2 in, b = 1 in
λx = 34.6147 W/K·m,
λy =
6.2369
W/K·m
Ti =
37.78°C,T
0 =
260°C
a = 1361.7 W/K·m2
C = 37.688 J/kg·K,ρ = 6407.04 kg/m3
問題
3秒後のスラブ(中心、コーナ、エッジ部)の温度分布を推定します。
解析
T非ゼロの温度分布を定義するには、一様の温度分布として初期温度T0
を指定し、定常問題として解析しなければなりません。解析時間ステップは、0.1秒を使用します。
結果の検証
|
Temperature, °C
|
Point |
QuickField | ANSYS
|
Reference |
(0,0) in | 238.7
|
239.4 | 237.2 |
(2,1) in
|
66.43 | 67.78 |
66.1 |
(2,0) in |
141.2 |
140.6 |
137.2 |
(0,1) in |
93.8 |
93.3 |
94.4 |
Examples
フォルダーのTHeat3.pbmとTHeat3_i.pbmのそれぞれの問題を参照してください。 参考文献
Schneider P.J., "Conduction Heat
Transfer", Addison-Wesley Publishing Co., Inc, Reading, Mass., 2nd
Printing, 1957, Page 261, Example 10-7.